新しいまちの全体ビジョン

●地域再生の抜本策

セカンドステージ


各論
<仕事づくりプラン>


■<仕事づくり>

就労先が建設現場一辺倒という構造は、バブル崩壊や高齢化とともに崩れ去りました。私たちはそれに替わる新しい仕事を、支援者と当事者自らの力で開拓する努力を続けています。
この絵は2000年春のワークショップでできたビジョンですが、2001年4月現在では、NPO元気100倍ネットの努力で<営繕しごと>と<釜釜介護>が実現し、<生ゴミリサイクル(有機野菜生産と販売・旧野宿者雇用)事業>はシチズンホームライフ協会が大阪府環境農林水産部からの受託事業(約1200万円)というかたちで、いずれも実践に移しています。
現場では苦労も多いのが現実です。行政・市民のみなさんのさらなるご支援をお願いします。
また私たちは、「自立のためには安定した居住が基礎」という考え方をもとに、生ゴミリサイクル事業などと組み合わせた<就労自立支援型グループホーム>を模索しています。

→次ページにはその特集が描かれています。それらのチームで働く人々がいっしょに、あるいはそれに近い形で住めるように工夫すれば、自立を着実なものとする<就労支援型グループホーム>も可能となります。「工夫」とは、(官・民の各種基金・補助金を使って)NPOなどが福祉マンション(の一部)や民間賃貸アパートを借り上げ、さらにそれを労働者に貸すことなどを言います。

▼この絵では、地域で自由に使える<共同作業所>を描き落としました。
それがあれば個々人のレベルで何かモノを作って売ったりする、「小さな仕事」をつくりだせます。
それも含めて、みんなでさらに議論したものを、次の改訂版で順次、描き加えます。




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