●釜ケ崎のまち再生フォーラムの活動記録



(2001年3月1日現在)

第1回 99/10/9(土)PM1:30--5:00  阿倍野市民学習センター (参加者 106名)
●タイトル「野宿者緊急対策をまちづくりへつなぐ」
●釜ケ崎居住COMの呼びかけによる「釜ケ崎のまち再生フォーラム」立ちあげと、各分野の方々によるまちづくりの必要性等に関する意見交換


第2回 99//11/13 (土)PM1:30--5:00 西成区民センター (20数名によるワークショップ)
● タイトル「住み続けられるまちづくりをさぐる」
●「このまちの現在の印象と将来のめざすイメージ」、さらに「あいりん地区に住み続けるために必要なもの」のテーマで、3つのグループでワークショップを体験しつつ、イメージをさぐる。


第3回 99/12/18(土)PM1:30--5:00  阿倍野市民学習センター (参加者46名)
●タイトル「<みんなが考えるまちづくり>、そのためのしかけを語りあおう」
●釜ケ崎居住COMの呼びかけ方式から、地域内の幅広い層の人々から成るフォーラム実行委員会を結成し、そこが今後は運動をすすめることを決定。「目的」や「運営のルール」も申し合わせる。また、住民各層に深く密着しての議論をすすめるための「課題別フォーラム」と、要所要所での「全体フォーラム」の2種類を確認。

■それにもとづき、00/01/11以後、毎月第2火曜日にフォーラム実行委員会定例会を開催。地域に開かれた会議として、その都度オブザーバー参加者数名あり。


第4回 00/01/13(土)PM1:30--5:00  萩之茶屋集会所 (参加者46名)
●簡易宿泊所組合内の簡宿活用委員会との共催
●タイトル「簡宿活用のアイデア提案と討論のつどい」
●居住の安定と地域の再生のために、福祉関係者や生活保護・介護NPOのスタッフなどから提案された、簡易宿泊所の6つの活用法について、ワークショップ形式で考察。つまり、<ホテルとしての充実化><緊急避難シェルター><簡宿形態での生活保護><介護保険でのデイケア施設化><福祉アパート化><グループホーム化>。


第5回 00/03/11(土)PM1:30--5:00   難波市民学習センター (参加者50名弱)
●タイトル「まちづくりの中で仕事を開発しま専科」
●各分野でユニークなアイデアを持って活躍している方々による計6つの事業化案を、4つの小グループに別れて分析・検討。
つまり、<生ゴミリサイクル事業><リフォーム事業><農業部門での仕事や移住をさぐる><介護ヘルパーの養成と派遣事業の試み><さまざまな月収仕事への就労促進をさぐる><(介護保険に関連する)高齢者住宅リフォーム仕事の事業化>。


第6回 00/04/15(土)PM1:30--5:00   難波市民学習センター (実行委員クラスによる小規模学習会、10数名)
●ビデオも使いながら、次回の地域通貨ゲームやマイクロクレジット(小規模信用貸付)についての事前学習。「野宿者居宅保護基金」も。


第7回 00/05/13(土)PM1:30--5:00   難波市民学習センター (23名でのゲームによる検証)
●タイトル「地域通貨とはいったい何ぞや!?いっぺん、みんなで試してみようやないか」
●NHKの「おうみ通貨」ビデオを使いながら、レクチャー&提案。その後ワークショップで体験後、釜ヶ崎での実施に向けた意見交換


第8回 00/07/15(土)PM1:30--5:00 太子福祉館 (約60人参加。福祉マンションに入居した野宿脱出者数人も初参加)
●全体討論
●タイトル「中間まとめの場だ。頭の整理をしよう」
●新しい釜ケ崎のまちのビジョンの「中間まとめ」を行なう。


第1回 「釜ケ崎まちづくりビジョン(中間まとめ)」展示会を開催
00/09/20(水)〜21(木) 西成市民館
(200〜300人が入場)
●*写真家・渋谷敦志さんの、釜ケ崎や野宿者を撮った作品展も併設


第9回 00/10/14(土)PM1:30--5:00 太子福祉館 (約50人参加。扇町公園野宿者自治会の副会長さん等も出席し、発言)
●ワークショップ風から途中で全体討論に切り換える
●タイトル「”釜ケ崎再生モデル区域”でできるたくさんのことを、考えてみよう」
●<給食サービスセンターを設立または誘致する>と<就労支援型グループホームを模索しよう>の2つの提案を討論


■これ以後、議論は毎月のフォーラム実行委員会定例会を軸に、地域通貨流通促進委員会、「福祉マンションの居住者をささえる会」など、多様な場で行なわれている。

■再生ビジョン(中間まとめ)の実体化も並行して進んでいる。福祉マンションは4軒、グループホームが1軒形成され、多様な自立支援プログラム、ヘルパー派遣(釜釜介護)事業、訪問診療に配食サービス事業、波状的 な地域通貨ゲーム等を実施。営繕しごと(チーム)づくりに続いて、生ゴミリサイクル事業(旧野宿者雇用)が2001年4月から始まる。

■2001年3月に、釜ケ崎まちづくりNPO合同事務所が地区内(太子2丁目)にできたため、再生フォーラム事務局もここに移転。今後の飛躍を期す。




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